最近目が悪くなってきた人にとっては意外と気になる視力の話。パソコンの軽量化やスマホ等の普及によって目を酷使している人が多いと思います。

言うまでもありませんが運転する上で視力は非常に重要で、視力検査は避けては通れません。

今回は運転免許を取得(更新)する際に関わる適性検査についてや、実際に行われる視力検査の様子、視力検査に不合格になった場合などについて解説していきます。



適性検査と運転適性検査は違う

まず最初に断っておきたいのが、免許を取る上で適性検査運転適性検査という2つの検査を行う事になります。

適性検査は視力、聴力、運動能力が基準を満たしているかを判断するもので、概ね「適性検査≒視力検査」と捉えていただいて構いません。入校したらすぐに行います。

運転適性検査は運転に向いているかを検査する心理テストのようなもので、入校してから1日目か2日目に行います。

今回取り上げるのは適性検査の方です。

免許取得までに視力検査は2回以上行われる

自動車学校に入校してから運転免許証を取得するまでに視力検査は自動二輪車で計2回、自動車で計3回あります。

自動二輪車は1回目は入校時、2回目は仮免許学科試験の前。

自動車は1回目は入校時、2回目は仮免許学科試験の前(技能修了検定の後)、3回目は運転免許センターで免許証を取得する時です。

基準ギリギリの方は1回目がOKでも2回目でOUTということになりかねませんので、より度の強いメガネを持っていくなど、基準を余裕でクリアできるようにしておいた方が無駄な不安を抱えずに済むと思います。

免許取得までに聴力検査はなし

運転免許証を取得する過程において、ヘッドホンなどを使用したいわゆる聴力検査というものはありません
これは、日常会話が可能であれば聴力の基準を満たしていると判断されるためです。

視力の合格基準

合格基準は免許の種類によって異なります。
メガネ・コンタクトレンズ使用可能となっています。

単純な視力だけではなく、色彩識別能力の検査もあります(免許更新時はありません)。この検査では「赤色、青色及び黄色の識別ができること」が求められます。

原付免許など

原付免許、
小型特殊免許

両眼で0.5以上
又は一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.5以上

普通第一種免許、二輪免許など

中型(第一種)免許(8トン限定)、
準中型(第一種)免許(5トン限定)、
普通(第一種)免許、
二輪免許、
大型特殊免許、
普通仮免許

両眼で0.7以上かつ一眼でそれぞれ0.3以上
又は一眼の視力が0.3に満たない方、もしくは一眼が見えない方については、他眼の視野が左右150度以上で視力が0.7以上

大型、第二種など

大型(第一種)免許、
中型(第一種)免許(限定なし)、
準中型(第一種)免許(限定なし)、
けん引免許、
第二種免許、
大型仮免許、
中型仮免許、
準中型仮免許

両眼で0.8以上でかつ一眼がそれぞれ0.5以上
さらに深視力として、三桿(さんかん)法の奥行知覚検査器により2.5mの距離で3回検査した平均誤差が2cm以下であること

聴力の合格基準

補聴器使用可能となっています。

原付免許、普通自動二輪車免許など

原付免許、
小型特殊免許、
大型自動二輪車免許、
普通自動二輪車免許

聴覚基準なし

普通(第一種)免許

普通(第一種)免許、
普通仮免許

両耳の聴力が10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること

上記の基準を満たしていない、かつ補聴器を付けない場合は、
特定後写鏡(ワイドミラー又は補助ミラー)を取り付ける、かつ聴覚障害者標識を標示すること

中型免許、大型免許など

大型(第一種)免許、
中型(第一種)免許、
準中型(第一種)免許
大型特殊免許、
けん引免許、
第二種免許、
大型仮免許、
中型仮免許、
準中型仮免許

両耳の聴力が10メートルの距離で90デシベルの警音器の音が聞こえること

補聴器条件の方は補聴器を外した状態では運転不可

運動能力の合格基準

障害がない方はクリアとなります。障害がある方は障害の程度によって異なりますので、お近くの運転免許センターに相談してみてください。

免許更新時の適性検査

免許更新時の適性検査は本免許試験の時と全く同じで、住民票を写していなければ場所も同じになります。

聴力検査は免許更新時も行われず、日常会話ができていればOKとなります。

免許更新時の視力検査で不合格だったら?

視力が足りない場合は時間を置いて再度検査をすることになります。2回目の検査も足りない場合はそれ以上先に進む事はできないため、後日メガネやコンタクトレンズを準備して再び更新に行く必要があります。

お金に関してですが、通常運転免許センターでは最初に免許更新費用(更新手数料+講習手数料)を支払ってから視力検査になります。
ポイントは、この免許更新費用は収入証紙での支払いとなることです。

ですので視力検査で不合格になった場合などなんらかの理由で先に進めなくなった場合は、買った収入証紙は返してもらえますが、お金として返してもらう事は基本的にできません

しかしこの収入証紙は再び更新に来た際に使用できますので、その場合は金銭面で損をするということはありません。しかし交通費などは別ですし、また改めて更新に行く必要が出てきますので、なるべく1回で済ませたいところですね。

ちなみに視力検査で不合格となっても、免許の有効期限内であればそのままの視力で運転することは可能です。ですが当然基準に達していないわけですから、事故等のリスクを考えるとメガネ等の対策を早急に講じたほうがいいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?
適性検査の主に視力検査について解説してきました。

免許の種類によって基準が違ってきますので、該当する基準をしっかり確認しましょう。

そして視力が最近悪くなってきたと感じる方は、事前にしっかりメガネやコンタクトレンズを用意するか、更新期限に余裕があるうちに更新に行くようにしましょう。

次回は「免許証の写真写り」について取り上げます。