学科試験ではよく「ひっかけ問題が出る」と言われます。
しかし、それを単なるひっかけ問題と考えて見過ごしてしまって良いのでしょうか…

実は学科試験には「揚げ足取りひっかけ問題」というのが紛れ込んでいます。

今回はそんなアクドイ問題の正体を暴いていきたいと思います!

本来はひっかけ問題なんてない

よく言われるひっかけ問題と呼ばれるものは、例えば、

問題:原付は自動車ではないが車である
答え:○

問題:運転免許証を家に忘れて運転した場合は無免許運転である
答え:×
無免許運転ではなく運転免許証不携帯。

問題:停止距離とはブレーキが効き始めてから車が停止するまでの距離である
答え:×
停止距離は空走距離(ブレーキを踏む前)と制動距離(ブレーキを踏んだ後)を合わせた距離。

こういった問題を言うことが多いですが、これらは勉強していれば解ける問題であり逆を言えばひっかかるのは単なる勉強不足であると言えます。「ひっかけ」と感じるかどうかは本来は主観によるものであり、簡単に解けてしまう人にとってはひっかけ問題ですらないわけです。

しかし中には勉強していても解けない「揚げ足取りひっかけ問題」というものがあります

勉強していても解けないとはどういうことでしょうか。

「ただ質が悪いだけの問題」が蔓延っている

例えばこういった問題。

問題:夜の道路はきけんなので気をつけて運転をしなければならない
答え:×
夜でなくても気をつけなければならないから。

?????
は?となりますよね。
こういった問題を解いたときに「あ~引っかかっちゃった~」で終わっている人、解説を読んで納得してしまった人、はっきり言って甘いですよ。

問題作成者は高校数学ができていない

ここで、数学が得意な方は「こういうのどこかで見たことある!」って思うと思います。そうです。「必要十分条件」ってやつです。

この問題を軽く解説しますが、これは高校1年生の数学で習う「必要十分条件」が関与しています

例えば、「サルならば動物である」という命題があった場合、
動物というジャンルの中にサルがすっぽりと入ります。
よって「サルは動物であるための十分条件」となりこの命題は「」となります。

逆に「動物ならばサルである」という命題の場合、
動物の中にはライオンやゾウやキリンがいるのでサルとは限りません。
よって「動物はサルであるための必要条件」となりこの命題は「(反例 ライオンなど)」となります。

話を問題に戻すと、

仮に「気をつけて運転をしなければならないのは夜である」という命題であれば「(反例 昼など)」であり、朝も昼も気をつけなければならないから「×」
と納得できますが、

夜は気をつけて運転をしなければならない」という命題の場合は気をつけて運転する時間帯は「常に」であり、「常に」の中に「夜」も含まれているため命題は「」、答えは「○」となるはずなのです。

他にも、

問題:原動機付自転車は公道で50km/h以上で走ってはいけない
答え:×
そもそも30km/h以上で走ってはならないから。

問題:自動車は交通標識を守らなければならない
答え:×
交通標識は車以外も守らなければならないから。

というように、同じく「必要十分条件」を完全に無視した揚げ足取りのような問題にたまに遭遇してしまうことがあり、そのせいでまじめに勉強した人間ほどひっかかってしまうというおかしな状況になっています。

もし大学受験生の将来に関わるセンター試験なんかでこんな質の問題が出たとしたら、この問題を作った教授は島流しに合うレベルです(冗談抜きで、遠くの無名大学に左遷されます)。

「質の悪い問題」の対処法

ではこういう質の悪い問題にどう対処すべきでしょうか。

少し回答とはズレますが、しっかりと解ける問題で点数を稼ぐ」というのが一番効果的で確実な方法です
こういった質の悪い問題はそう多くはないので、解けなくても合格するくらいの勉強をする事が大事です。

もしどうしても正解したい場合は…
問題の命題の中身が必要十分かどうかではなく、問題文のどこかに穴(欠陥)があったら×を選べばいいのかもしれません。その文の内容を考えるのではなく、間違い探しゲームのように考えれば答えられるかも?しれません。

もしくは「個別に暗記する」という方法もありますが、余力がないとできないと思いますのでまずは王道の問題を取りこぼさない事を考えましょう。

最後に

いかがでしたか?
こういった問題が「ひっかけ問題」として紛れ込み、未だに対処されずに残り続けています。

こういった現状に警鐘を鳴らす意味でもこの記事を残したいと思います。

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